スーパーナチュラルは基本単語でできている
こんにちは、トムです。
海外ドラマ「スーパーナチュラル」を使って英語の勉強をしています。
世の中には英語学習に適した海外ドラマを厳選してくれている記事はたくさんありますが、スパナチュをおススメしているところは少ない気がします。
ホラー単語が多いと思われているのでしょうか?
そんなことありません。
スーパーナチュラルはよくおススメされるドラマ同様、基本英単語で構成された、勉強に適したドラマです。
スーパーナチュラルの単語レベルはどれくらい?
下の画像をご覧ください。
スパナチュ第1話の最初の方のセリフの単語のレベルを分析したもので、緑は超基本単語です。
緑が超基本単語、青が基本単語、赤が中級単語、オレンジがそれ以外の内容語、黒が固有名詞などです。
ほとんど緑か青ですね。
第一話の最後の方の分析結果も見てみます。次の画像のようになります。
CEFRとは?
緑と青が基本語ですが、もう少し具体的に言うと緑はCEFR Aレベル、青はCEFR Bレベルです。
CEFRはセファールと読み、最近はNHKの語学講座や教育現場で、英語のレベル分けに使われています。
と言っても、CEFRのAやBがどの程度のレベルかよくわからない気がします。
そこで、CEFRのレベルと従来の英語検定試験とのレベル対照表を見てみましょう。
Aレベルは英検では3級レベルのものが大半で、Aレベルの上の方が準2級と言ってよさそうです。
Bレベルも大半は英検2級までで出てくるレベルのものです。
よーく先ほどの図のBレベルの単語、つまり青い単語を見ていただければわかると思いますが、超基本単語(goodやoutside)も混じっています。
そのほかも高校のレベルです。
つまりスーパーナチュラルのセリフの中には難しい単語はほとんどありません。
基本単語=簡単ではないけれども
スーパーナチュラルは基本単語で構成されていることは分かりました。
だからと言って簡単という意味ではありません。
その基本単語を完璧に聞きとり、理解し、使いこなすことは容易ではありません。
しかし、基本単語をしっかり学んでいくことが英語学習では非常に大事になります。
基本単語でこんなことまで言えるんだ、こんな使い方もあるんだと知るのに、海外ドラマ、そしてスーパーナチュラルは非常に適しているのです。
スパナチュで英語の勉強を始めましょう。
※単語の分析には解析には九州大学の内田先生の開発されたCVLAを使用させていただきました。
※CEFR対照表はこちらで見ることができます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf
※CEFRと検定試験のレベルとの対照表は、実態を反映していないという批判があります。