シーズン1 2-17 Bring it on! かかってこいよ!
こんにちは。海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語の勉強をしています。トミーを発見し、ウェンディゴのすみかから脱出しようとするサムたち一行。無事に脱出できるのでしょうか。
Dean: Looks like someone’s home for supper.(誰かさんが夕食のためにご帰宅のようだ。)
Haley: We’ll never outrun it.(逃げられないわ。)
Dean: You thinking what I’m thinking?(俺が考えてること、お前も考えてるか?)
Sam: Yeah, I think so.(ああ、そう思う。)
Dean: All right, listen to me. Stay with Sam, he’s gonna get you out of here.(よし、聞け。サムと一緒にいるんだ、サムが外に連れて行く。)
Haley: What are you gonna do?(あなたはどうするつもりなの?)
Dean: It’s chow time, you freaky bastard! Yeah, that’s right. Bring it on, baby! I taste good.(食事の時間だぞ、くそ野郎め!ああ、そうだ!持って行ってやるぞ!うまいぞ!)
Sam: All right, come on. Hurry.(よし、こっちだ。急げ。)
Dean: Hey! Hey, you want some white meat, bitch? I’m right here!(おい!おい、くそ野郎、白身肉が欲しいだろ?)
Sam: Get them out of here.(みんなを外に。)
Haley: Sam, no.(サム、駄目よ。)
Sam: Go. Go! Go!(行くんだ。行け!行け!)
Ben: Come on, Haley.(行こう、ヘイリー。)
Sam: Come on. Come on.(来い。来い。)
Haley: Sam!(サム!)
Sam: Come on. Hurry. Hurry! Hurry! Let’s go. No! Damn. Get behind me.(こっちだ。急いで。急ぐんだ!急げ!行くぞ。駄目だ!くそ。僕の後ろに。)
Dean: Hey! Not bad, huh?(おい!悪くなかったろ、な?)
トミーも含めたみんなでウェンディゴのすみかから脱出しようとしますが、ウェンディゴのうなり声が聞こえてきます。ヘイリーはWe’ll never outrun it.「逃げられないわ」と言いますが、ここのoutrunは「~より速く走る、~から走って逃げる」という意味。ウェンディゴはそもそも速いですし、弱ったトミーは走れません。何か手を打たないといけないわけです。
ディーンはサムにYou thinking what I’m thinking?「俺が考えてること、お前も考えてるか?」と言います。考えていることは何かというと、それは自分が囮になってウェンディゴを引きつけることです。大声でIt’s chow time, you freaky bastard!と言って囮になります。chowは「食べる、食い物、食事」などに意味で、chow「チャウチャウ」という犬種を表す単語と同音異義語。「食事の時間だぞ、くそ野郎め!」というわけですね。
「食事の時間だぞ」と言ったあと、続けてYeah, that’s right. Bring it on, baby! I taste good.と言うディーン。Bring it on.は「かかってこい、いっちょうやるか」という意味を持つ決まり文句のようです。you want some white meatのwhite meatは「白(身)肉」で、鳥とか豚とかです。単にさっぱりしていておいしいぞ、という意味なのか、遅筋と速筋の違いが関係しているのか、ディーンの意図は分かりません。
ウェンディゴは囮作戦に引っかかってくれずにサムたちを追います。ヘイリーたちを先に行かせてウェンディゴを待ち受けるサムですが、残念ながら照明弾を外してしまい、ヘイリーたちに追いついて一緒に逃げます。しかし袋小路に追い込まれて絶体絶命。ですがそこにディーンが現れ照明弾を見事命中させます。
参照文献