スパナチュde英語:海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語学習

海外ドラマ「スーパーナチュラル」を使って単語・フレーズ・文法などを勉強していきます。「スパナチュ」のすべてのセリフの意味を確認していき、自分が難しいと思ったところを中心に解説します。「スパナチュ」を楽しみながら英語の勉強をしたいと思っている人の役に少しでも立てばと思います。

シーズン1 1-30 Yeah, whatever. I’ll take you home. まあ、いいさ。家に送るよ。

こんにちは。海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語の勉強をしています。ようやく第1話が終わるところです。事件が解決した後の、サムとディーンのやり取りから始まります。

 

Sam: Okay, here’s where Dad went. It’s called Black Water Ridge, Colorado.(よし、ここが親父の行ったところだ。コロラド州、ブラック・ウォーター・リッジ。)

Dean: Sounds charming. How far?(よさげだな。どのくらいだ?)

Sam: About 600 miles.(約600マイル。)

Dean: If we shag ass, we can make it by morning.(急げば、朝までには着くぜ。)

Sam: Dean, I…(ディーン、その…)

Dean: You’re not going.(行かないんだな。)

Sam: The interview’s in 10 hours. I gotta be there.(面接は10時間後だ。行かなくちゃ。)

Dean: Yeah. Yeah, whatever. I’ll take you home.(ああ。まあ、いいさ。家に送る。)

[サムの住む場所の前に着く]

Sam: You’ll call me if you find him? Maybe I can meet up with you later, huh?(親父を見つけたら電話くれよな。たぶん、またあとで会えるよな?)

Dean: Yeah, all right. Sam? You know, we made a hell of team back there.(ああ、分かった。サム?チーム再結成だな。)

Sam: Yeah.(ああ。)

[サムはディーンと別れ、部屋に入る]

Sam: Jess. You home?(ジェス?いる?)

[天井に張り付いて血を流すジェシカを見つける]

Sam: No!(そんな!)

Dean: Sam!(サム!)

Sam: Jess!(ジェス!)

Dean: Sam! Sam!(サム!サム!)

Sam: No! No!(そんな!うそだ!)

Dean: We gotta get out of here!(ここから出ないと!)

Sam: Jess! Jess! No!(ジェス!ジェス!そんな!)

[火は消えたようだが、まだ煙が上がっている]

Sam: We got work to do.(しなきゃならないことがある。)

 

サムがhere’s where Dad went.「ここが親父の行ったところだ」と言います。地図に指さしながら、「ここが~の場所だ」と言いたいときに使えそうな表現ですね。Sounds charmingは「よさげだな」としておきました。It sounds charming「それは魅力的に聞こえる」の主語がない形。何が魅力的なのかはよく分かりませんが。

 

ディーンはIf we shag ass, we can make it by morning.「飛ばせば、朝までには着くぜ」と言います。shag assは「急いで去る」make itは「たどり着く、間に合う、成功する」などの意味。shag assはそれぞれの単語単体ではshag「~とセックスする」、ass「尻」なので、使わない方がよさそうですね

 

面接があるから、一緒には行けないというサム。それに対してディーンはYeah, whatever.「まあ、いいさ」と言ってサムを家に送ります。whateverは単独で使う場合、相手の発言に対して「どうでもいい、別に」のように無関心や投げやりな態度を示します。あるいは相手の申し出に対して「何でも(いい)、どちらでも(いい)」のような意味を表すこともあります。どちらの表現も「~なものは何でも」というwhateverの基本的な意味から出てくるものと思われます。ここの場面ではどちらの解釈でも通じそうな気もしますが、ここはサムの好きにさせるということで、後者の意味ととっておきます

 

サムの家の前まで来た2人。meet up with ~ は「~に会う、落ち合う」です。ディーンのwe made a hell of team back there. はmake a team「チームを結成する」とback「戻って、もとに」の組み合わせなので、「チームを再結成した」ということだと思います。

 

ここから先はサムに悲劇が起こります。家から脱出した後、サムはディーンにWe got work to do.と言います。「しなければならない仕事を得た」というのが直訳になるでしょうか。あるいはgot = haveとして考える解釈もあり得るかもしれません。got = haveになる場合は何回か出てきました。しなければならない仕事とは復讐でしょう。

 

ハロウィンでサムとジェシカがWhat would I do without you?「君がいなかったら僕はどうするだろう?」、Crash and burn. 「墜落して炎上ね」と言っていましたが、ジェシカがいないという仮定が現実になってしまいました。サムも破滅してしまうのでしょうか?目が離せません。

 

さてようやく1話が終わりました。ゆっくりじっくり進むのも楽しいものです。皆さんも好きなペースでやりましょう。「スパナチュ」で勉強を続けてみます。

 

参照文献

井上永幸赤野一郎 (編) (2018)『ウィズダム英和辞典』(第4版), 三省堂.

参照サイト

アルク英辞郎Pro https://www.alc.co.jp/

Urban Dictionary https://www.urbandictionary.com/