【英語学習本】『海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法』
こんにちは。
今回は『海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法』の感想を書いてみます。
この本の内容は、アマゾンの内容紹介にあるまさにその通りですので、アマゾンの内容紹介をそのまま引用します。
(以下引用)
中1で海外ドラマを見始め、大学1年の冬までに50シリーズ、3000話以上を見てきた著者。
机にかじりついて勉強することなく、留学することもなく、ほぼ海外ドラマだけを活用して
◎GTEC、TEAPといった英語検定試験のスピーキングテスト満点
◎都立高校生の英語スピーチ大会で1位獲得
◎高3の冬に初受験のTOEICテスト870点
◎2018年度センター試験・英語200点満点
といった結果を残し、ネイティブと英語でコミュニケーションをとれるようになりました。
著者がしてきた英語の勉強法といえば、
「海外ドラマを見る」→「気に入ったフレーズをノートに書き留める」
たったこれだけ。
英語を話せるようになるためには、辛く苦しい「勉強」に耐えたり、
高額なお金を投じて留学をしたりする必要はありません。
本書で紹介する「海外ドラマ×マイフレーズブック」の勉強法なら、
誰でも楽しみながら無理なく続けられ、実際に話せるようになれるのです。
(引用ここまで)
「海外ドラマを見る」→「気に入ったフレーズをノートに書き留める」たったこれだけ…とあるのですが、本当にこれだけです。
中学校のときの英語の先生に、ドラマを見て気に入ったセリフをノートに書きためたらどうかと言われ、それをずっと続けてきた…
素直で愚直な努力。
本当に見習いたいです。
本当に著者は楽しみながらやったんだろうなと思いました。
フレーズをノートに書きためるのがある意味で趣味の領域になったのではないか、と思いました。
読んでいて両国中・高ということが分かり、両国高校の布村先生の話も出てきて、ああ、そう言えばこの著者は、布村先生の本に出てきたGTEC満点の男子生徒か!とようやく気がつきました。
著者の方は現在大学生なのですが、今までに4000フレーズを自分で集めてきたそうです。
3000話見たということは、1話につき平均して1~2フレーズだけ書き写したということです。
たしかにこれなら、嫌にならずに続けられます。
まあ、私はブログで1話にがっつり時間をかけているわけですが(^_^;)
ただ著者は押しつけがましいことは何も言いません。
一応おススメのドラマを列挙されていますが、自分が楽しいと思うドラマを使って、自分が続けられる量でやればいいとおっしゃいます。
さて、著者の方のやり方で「そうだそうだ、私もそう思います」というコツを1つだけ紹介します。
それは、必ず気に入ったフレーズを自分で訳す、ということ。
何も考えずに日本語字幕のままノートに書くのではなく、自分で調べて考えて訳をすること。
これをするだけで理解度、定着度が大きくかわります。
この過程で文法を復習することもあるでしょうし、フレーズ中の単語を調べてその単語のほかの意味を知ることもあるでしょう。
フレーズを日本語字幕で丸暗記、では知識の広がりと深まりがあまり出ないと思います。
それは私も実感するところです。
英語の勉強のやり方をいろいろ模索されてきた方には目新しいものはあまりなく、内容が薄いと感じられるかもしれません。
正直言うと、読んだ当日(昨日ですが)はそういう感想になりかけました。
ただ私は「とにかく楽しんでやる、ともかく続ける」という著者の姿勢そのものにだんだんと感じ入るものがあり、自らの姿勢を見つめ直し、よし、また頑張ろう、という気になりました。
正直、もはや目新しい勉強法ってほとんどないと思うのです。
なので著者の姿勢そのものを学ぶ…
それって非常に重要なことだと思うのです。
なので今は満足しています。
著者が選んだフレーズもとてもいいと感じました。
これは上述の布村先生の本に載っているフレーズなのですが、例えば
"Almost impossible" still means possible. 「「ほぼ不可能」も可能のうち」
Without punctuality, we're animals.「時間を守れなければ獣と同じ」
このような洒落たものから実用的なものまで様々です。
自分のレベルに合わせて必要なものを選んでいけばいいわけで、何を選ぶかというのも楽しみの1つでしょうね。
あ、念のために言っておきますが、フレーズを書きためてもそれだけで話せるようにはなりません。
著者の方はフレーズを毎日のように復習・暗記して、学校のALT相手にそれを使ったり感想を言ったりしたそうです。
当たり前ですが、話せるようになるためには、キチンのインプットした後、実際のアウトプットの練習をしないといけない、ということです。
社会人がするなら、オンライン英会話ですかね?
私はやったことありませんが。