スパナチュde英語:海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語学習

海外ドラマ「スーパーナチュラル」を使って単語・フレーズ・文法などを勉強していきます。「スパナチュ」のすべてのセリフの意味を確認していき、自分が難しいと思ったところを中心に解説します。「スパナチュ」を楽しみながら英語の勉強をしたいと思っている人の役に少しでも立てばと思います。

シーズン1 2-1 Nature calls. トイレだよ。

こんにちは。海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語の勉強をしています。今回からようやく第2話に入ります。1話だけでもいろいろな表現が出てきました。繰り返しになるようなところはすこし飛ばしながら行きたいと思います。

 

[ブラックウォーター・リッジでキャンプをしている男性3人]

Brad: Dude, you’re cheating.(おい、ズルしてるだろ。)

Gary: Nope, you just suck.(いや、お前が下手なだけ。)

Tommy: Hey, Haley. Day six. We’re still out near Blackwater Ridge. We’re fine, keeping safe. So don’t worry. Talk to you tomorrow.(やあ、ヘイリー。6日目だ。まだブラックウォーター・リッジの近くだ。俺たちは元気だ、危ないことはしてないよ。だから心配すんな。明日も話そう。)

Gary: Hey, where you going? My moment of victory.(おい、どこへ行く?俺の勝利の瞬間だぞ。)

Brad: Nature calls.(トイレだ。)

Gary: Brad.(ブラッド。)

Tommy: Gary, what’s going on?(ゲイリー、何が起きてる?)

 

[サムがジェシカの墓参りをしている]

Sam: You always said roses were lame. So I brought you… Jess… Oh, God. I should have protected you. I should have told you the truth.(バラはださいっていつも言ってたね。だからこれを持って…ジェス…ああ。君を守るべきだった。君に真実を言うべきだった。)

 

[夢から覚めるサム]

Dean: You okay?(大丈夫か?)

Sam: Yeah, I’m fine.(ああ、大丈夫だ。)

Dean: Another nightmare? Wanna drive for a while?(また悪夢か?少し運転するか?)

Sam: Dean, your whole life, you never once asked me that.(ディーン、今までの人生で、僕にそんなこと言ったことなかったな。)

Dean: Just thought you might want to. Never mind.(ただしたいかと思ってな。忘れろ。)

Sam: Look, man. You’re worried about me. I get it. And thank you, but I’m perfectly okay. All right, where are we?

(なあ。僕のこと心配してるだろ。分かるよ。ありがとう、けど全然大丈夫だ。よし、今どこ?)

Dean: We are just outside of Grand Junction.(ちょうどグランド・ジャンクションの外側だ。)

Sam: You know what, maybe we shouldn’t have left Stanford so soon.(なあ、もしかするとスタンフォードをこんな早く発つべきじゃなかったかも。)

Dean: Sam, we dug around there for a week. We came up with nothing. If you wanna find the thing that killed Jessica…(サム、一週間そこで調べたんだぞ。何にも 。もしジェシカを殺したやつを見つけたいなら…)

Sam: We gotta find Dad first.(まず最初に親父を探さないと。)

Dean: Dad disappearing and this thing showing up again after 20 years. It’s no coincidence, Dad will have answers. He’ll know what to do.(親父が消えて、20年後にこういうことがまた起こった。偶然なもんか、親父は答を知っているだろう。何をすべきかも。)

Sam: It’s weird, man. These coordinates he left us, this Blackwater Ridge…(おかしいぞ。親父が残した座標、ブラックウォーター・リッジ…)

Dean: Yeah, what about it?(ああ、それがどうした?)

Sam: There’s nothing there. It’s just woods. Why is he sending us to the middle of nowhere?(そこには何もない。森があるだけ。なんで何もないとこのど真ん中に親父は僕らを送ろうとしている?)

 

キャンプをしている男性3人いて、そのうち2人がゲームをしています。you’re cheating.「ズルしてるだろ」のcheatは「不正をする、ごまかす、~をだます」などの意味。「チート」はもはや日本語になってるのではないでしょうか?さて、その発言に対し、Nope, you just suck.ともう1人が返します。suckは「~を吸う、~をしゃぶる」などの意味もありますが、結構な頻度で「最悪である」のような意味の動詞で使われます。That sucks.「それは最悪だ」のような使い方です。you just suckは「お前が単に最悪なんだよ」は文脈を考えて「お前が単にへたくそなんだよ」ということです。さて2人が遊んでいる一方で、トミーが姉弟にメッセージを送信しています。

 

ゲームをしていた2人の内、ブラッドがNature calls.と言って出ていきます。answer the call of natureという表現があり、「生理的欲求に答える」ということですが、「トイレに行く」の婉曲的表現で使われるようです。Nature calls me.とかNature is calling me.という形でも使われるようです。こういう表現は通じないこともあるでしょうから、我々としてはrestroomとかmen’s room、lady’s roomを使っていきたいところです。

 

さて場面はかわってサムがジェシカのお墓参りをしているシーンになりますlameは「(体が)不自由な、(議論などが)へたくそな、(俗)流行に疎い」などの意味があり、ここではバラは「つまらない、ださい」というような意味でしょう。「should have 過去分詞」はここでは「~すべきだったのに(しなかった)」という後悔を表しています。はっきりと後悔と分かる文脈ですから、頭にも残りやすいですね。

 

墓参りは夢だったようで、目が覚めるとディーンと車でブラックウォーター・リッジへ向かっているところでした。Another nightmare?「また悪夢か?」は非常に簡潔な表現です。「また~か?」と言いたいときは多々あると思いますが、「Another ~ ?」で済ませることができるかもしれません

 

サムを気遣って運転するか聞くディーンですが、サムからはそんなこと今まで1度も言ったことないのにと言われてしまいます。そこでディーンはNever mind.と言います。Never mind.はお礼やお詫びに対して「気にしないで、心配しないで」の意味で使えます。またNever mind about ~ で「~のことは気にするな」となります。おそらくここではNever mind about what I just said「俺がいま言ったことは気にするな→忘れろ」くらいの意味だと思います。

 

心配するなというサム。where are we?「今どこにいる?」と聞きます。「ここはどこですか?」はWhere am I? Where are we? となります。日本語から英語に直訳できない例の典型です。

 

サムはmaybe we shouldn’t have left Stanford so soon.「もしかするとスタンフォードをこんな早く発つべきじゃなかったかも」と再びshould have p.p. を使って後悔を表します。スタンフォードジェシカを殺した犯人の手掛かりをもっと探すべきだったのではと言っているわけです。ディーンは何も見つけられなかったと言います。dig aroundは1話から出てきましたが「探し回る」です。come up with ~ は「~を思いつく」の意味が受験によく出ますが、ここでは「~見つける」の意味のようです。

 

お父さんが消えたこととジェシカが20年前と同じように殺されたことは、It’s no coincidence.「偶然ではない」と言うディーン。お父さんは答えを何か知っているだろうと言います。地図で座標の位置を見ていたサムはIt’s weirdと言います。weirdは「変な、奇妙な」の意味strangeの類義語ですが、口語的な表現で、ドラマなどではこちらの方がよく出てくるような気がします

 

何が変なのかと言うと、そこには何もないというサム。woodsは「森」です。nowhereは「どこにも・どこへも~ない」の意味もありますが、名詞で「未踏の場所、未知の場所、つまらない場所」のような意味があります。ここではthe middle of nowhereは「何でもない場所のど真ん中」くらいでいいと思います。

 

さて、第2話が始まりました。ブラックウォーター・リッジには何があるのでしょうか。2話になっても「スパナチュ」を楽しみながら英語の勉強をしていきます。