スパナチュde英語:海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語学習

海外ドラマ「スーパーナチュラル」を使って単語・フレーズ・文法などを勉強していきます。「スパナチュ」のすべてのセリフの意味を確認していき、自分が難しいと思ったところを中心に解説します。「スパナチュ」を楽しみながら英語の勉強をしたいと思っている人の役に少しでも立てばと思います。

シーズン1 1-20  She took the swan dive. 彼女はスワンダイブした。

こんにちは。海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語の勉強をしています。自殺した女性が実際に身を投げた橋にサムとディーンは来ています。

 

Dean: So this is where Constance took the swan dive.(つまり、ここがコンスタンスがスワンダイブした場所だな。)

Sam: So you think Dad would have been here?(てことは、親父もここに来たかもしれないって思うのか?)

Dean: Well, he’s chasing the same story and we’re chasing him.(まあ、親父も同じ線を追っているなら、親父を追っていることになる。)

Sam: Okay, so now what?(分かった、で、どうする?)

Dean: We keep digging till we find him. Might take a while.(親父を見つけるまで掘り続けるさ。少しかかるかもな。)

Sam: Dean. I told you. I’ve gotta get back by Monday…(ディーン。言ったけど、月曜までには戻らないと…)

Dean: By Monday. Right. The interview.(月曜までにな。ああ。面接だな。)

Sam: Yeah.(ああ。)

Dean: Yeah. I forgot. You’re really serious about this, aren’t you? You think you’re just gonna become some lawyer? Marry your girl?(ああ。忘れてたよ。お前、ほんとに本気なのか?弁護士かなんかになろうって考えてるのか?彼女と結婚するのか?)

Sam: Maybe. Why not?(たぶん。なぜ?)

Dean: Does Jessica know the truth? Does she know about things you’ve done?ジェシカは本当のことを知っているのか?お前がやってきたことを知ってるのか?)

Sam: No. And she’s not ever going to know.(いや。彼女が知ることはないよ。)

 

this is where Constance took the swan dive.は「ここがコンスタンスがスワンダイブした場所だ」で、this is the place where SV…のthe placeがない形です。関係副詞whereの先行詞がplaceのような語のときは省略することができますswan diveは水泳用語のようで、飛び込みの型の1つです。空中では両腕を横に広げて、着水前に頭上に両腕をまっすぐ伸ばして頭から飛び込むのだそうです

 

Dad would have been here? はwould have 「親父もここに来たかもしれない」 という過去の推測の意味で仮定法ではないと思います。chaseは「~を追う」で、カーチェイスというカタカナになってます。

 

これからどうするのかと言うサムに、keep digging「掘り続ける、調べ続ける」とディーンは答えます。takeは「(時間)がかかる」なのでtake a whileは「しばらくかかる」です。サムは「言ったよな。月曜までに帰らないと。」と言います。I told you.「言ったよな、言ったと思うけど」というようなクッションになるフレーズを使いこなせるようになるといいですね。

 

帰らないといけないというサムに対して「本当に弁護士かなんかになってジェシカと結婚する気か?」と聞きます。some lawyerのsomeは「ある、何らかの」といった感じで「何らかの弁護士→弁護士か何か」のような意味だと思います。in some waysは「いくつかの点で」、in some wayは「何らかの方法で」のような例だと、someの使い方と意味の違いが分かりやすいです。

 

「たぶん。なぜ?」と聞くサムに対し「ジェシカは本当のことを知っているのか?」とディーンは聞きます。サムはNo. And she’s not ever going to know.と答えます。be going toが使われているので、「これからも決して知ることはない」ということだと考えられます。not everはneverと同じような意味になります。真実なんて言うつもりはないということです。

 

口語では主語が省略されたり、gottaのような形が出てきたりします。1話も半分くらい過ぎるともうだんだんと慣れてきましたので、基本的なことはいちいちは言及しませんが、「あ、また出てきたな~」と思いながら楽しんでいます。スパナチュは第1話の半分だけでも役に立ちますね。

 

参照文献

南出康世 (編) (2014)『ジーニアス英和辞典』(第5版), 大修館書店.