スパナチュde英語:海外ドラマ「スーパーナチュラル」で英語学習

海外ドラマ「スーパーナチュラル」を使って単語・フレーズ・文法などを勉強していきます。「スパナチュ」のすべてのセリフの意味を確認していき、自分が難しいと思ったところを中心に解説します。「スパナチュ」を楽しみながら英語の勉強をしたいと思っている人の役に少しでも立てばと思います。

シーズン1 1-22  That Constance chick, what a bitch!  あのコンスタンスのクソ野郎め!

こんにちは。海外ドラマ「スーパーナチュラル」を見ながら英語の勉強をしています。前回はコンスタンスに車を操られ、それから逃れるためにディーンは橋から落ちてしまいました。無事なのでしょうか?

 

Sam: Dean! Dean!(ディーン!ディーン!)

Dean: What?(なんだ?)

Sam: Hey, are you all right? (おい、大丈夫か?)

Dean: I’m super.(最高だぜ。)

Sam: Car all right?(車は無事か?)

Dean: Yeah. Whatever she did to it, it seems all right now. That Constance chick, what a bitch! (ああ。あの女が何をしたにせよ、今は大丈夫そうだ。あのコンスタンスのクソ野郎め!)

Sam: Well, she doesn’t want us digging around, that’s for sure. So where’s the trail go from here, genius? You smell like a toilet.(調べまわられたくないんだな、それは確かだ。で、道はここからどこへ向かってる、天才?トイレの匂いがするぞ。)

 

[モーテルへ]

Dean: One room please.(一部屋頼む。)

Man: You guys having a reunion or something?(集まりかなんかがあるのか?)

Sam: What do you mean?(どういう意味だ?)

Man: That other guy, Burt Aframian. He came in and bought out a room for the whole month.(別の男、バート・アフラミアンだよ。やってきて、まる1か月部屋を借り切ってるぞ。)

 

[バート・アフラミアン名義で借りられた部屋へ侵入する]

Dean: I don’t think he’s been here for a couple of days, at least.(少なくとも数日間はここにはいなかったようだな。)

Sam: Salt. Cat’s-eye shells. He was worried. Trying to keep something from coming in. What do you got here?(塩。キャッツアイの貝殻。恐れてたんだな。何かが入ってくるのを防ごうとしてた。何かわかったか?)

Dean: Centennial Highway victims. I don’t get it. They’re different men, different jobs, ages, ethnicities. There’s always a connection, right? What do these guys have in common?(センテニアルのハイウェイの犠牲者たちだ。分からないな。彼らはそれぞれ違う男、違う仕事、年齢も人種も違う。いつもつながりがある、そうだろ?彼らは何を共通して持っている?)

Sam: Dad figured it out.(親父にはそれが分かったんだ。)

Dean: What do you mean?(どういうことだ?)

 

橋から落ちたディーン。泥だらけだがI’m super.と言って大丈夫なことをアピール。I’m fine.とかI’m great.とかよりさらに大丈夫感というか、元気感がある表現でしょうか。

 

車は無事なようで、Whatever she did to it, it seems all right now. 「彼女が車に何をしたにせよ、今は全く大丈夫なようだ」と言うことで、whatever she did「彼女が何をしたにせよ」の複合関係代名詞はすでに何回目かですね。That Constance chick, what a bitch! のchickは「ひな鳥、若い娘、かわいこちゃん、ガキ」などの意味。全部訳してしまうと「あのコンスタンスのかわいこちゃん、クソ女め!」という感じでしょうか?ちなみに次のパートでchick-flickというのが出てきますが、どういう意味なのでしょうか?

 

Well, she doesn’t want us digging around, that’s for sure. はwant O doing「Oに~してほしい」という形。want O to doの形しかないと思っていましたが、世界は広い。want O doingは主に否定文で使い、doingにはすでに行われていることが来るという点で、want O to doとは大分違うようです。基本的にはto doは未来、doingは過去という区別がここでは有効のようです。, that’s for sure.の使い方も覚えたいものです。I’m sure ~と最初に言うのではなく、物事を言ったあとで「そのことは確かだ」と付け足す感じでしょうか。

 

where’s the trail go from here, genius?「道はここからどこへ向かってる?」というわけですが、trailには「小道、経路、足跡、手がかり」のような意味があります。ここでは直訳風にしていますが、「次はどっちに行くんだ?次の手がかりはどっちだ?」というような意味だと思います。

 

モーテルに行き、ヘクター・アフラミアンのカードを出すと、You guys having a reunion or something?「集まりかなんかがあるのか?」と聞かれます。reunionは「集まり」ですが、「re(再び)+union(1つになること)」なので、帰省などで家族が集まったり、同窓会でクラスが集まったりというときによく使います。別のアフラミアンが1か月間部屋をbuy outしているというのですが、sold outは「売り切れる」、buy outは「買い占める」で、完全に1月の間借り占めている感じ。

 

お父さんがいた部屋に入ると、いろんな魔除けがしてありました。keep O from doingは「Oが~するのを防ぐ」です。資料が壁にたくさん貼ってありますが、つながりがあるようには見えません。ディーンもWhat do these guys have in common? と言いたくなります。have ~ in common「~を共通して持つ、~が共通点である」の ~ の部分がwhatになったものですね。

 

それに対してサムはDad figured it out.「親父にはそれが分かったんだ」と言います。figure O outは「Oがわかる、理解する」です。ディーンはすかさずWhat do you mean?「どういうことだ?」と聞きます。

 

今回は受験英語でも習うような熟語keep O from doingやfigure O outなどが出てきた一方で、want O doingという受験ではお目にかからない表現も出てきました。学校で習ったことの復習としても、新たなことを学ぶ勉強としても、「スパナチュ」は役に立ちそうです。