【英語学習本】『50トピックでトレーニング 英語で意見を言ってみる』
こんにちは。
今回は『50トピックでトレーニング 英語で意見を言ってみる』(以下『英語で意見を言ってみる』と略す)という本を紹介します。
50トピックでトレーニング 英語で意見を言ってみる MP3 CD-ROM付き
- 作者: 森秀夫
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2015/05/19
- メディア: 単行本
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『英語で意見を言ってみる』では、賛否両論が分かれそうなトピックが50個用意され、それぞれのトピックについてネイティブの男女2人が議論を戦わせます。
また、2人の議論の前には、トピックの補足情報となる短いニュースが流されます。
ニュース、議論ともにCD-ROMにMP3音声として収録されています。
1つのトピックは平均すると1分半から2分で、全体では約90分になります。
議論の後にはそのトピックで使われた語句・表現の意味が書いてあり、さらにトピックに関連する例文が平均5文書かれています。
議論な中身自体はそこまで深くありません。
また英語の表現もあまり凝っていない、基本的なものですから、覚えて自分が使うのにいいかなと思いました。
いつごろ使ったか
今から4年ほど前に購入しました。
DUOの暗記は終えていましたので、大学受験レベルの単語はほぼほぼ知っていました。
この本には1つのトピックにつき1~3個ほど分からない単語があるレベルでした。
DUO(などの単語集)を1つ徹底的に覚えているだけで、『英語で意見を言ってみる』レベルの本ならほとんど分かります。
これはDUOを暗記した大きな恩恵です。
DUOについてはこちらをご覧ください。
ただ、個々の単語は知っていても、自分がこの本に出てくる表現を使えるかどうかは別でした。
トピック1から例を挙げると、separate「~を分ける」、section「部分、区域」という個々の単語は知っているけれども、separating smoking and nonsmoking sections「喫煙と禁煙場所を分けること:分煙」という使い方は思い浮かばないような状態です。
どう使ったか
以下のような手順で勉強を始めました。
①CDを聞いて内容を理解するよう努める。2~3回を限度に聞く。
②日本語訳や語句・表現の意味を見ながら内容を理解する。
③ニュース・議論の日本語訳を見て、対応する英語を言えるようにする。
④CDをもう一度聞き、理解できることを確認する。
⑤折に触れてCDを聞いたり、瞬間英作文をしたりして復習する。
このような使い方を基本にしました。
①から④まで20分から30分くらいで行なえます。
毎日1から2トピック行なえば、約1カ月で1冊終えることができます。
この使い方でも、表現をストックするという点では効果はあります。
しかし、英検の2次試験など発信型の力を養うためにこの本を生かすには、もう少し工夫が必要だと感じるようになりました。
そこで、だいたい暗唱できてCDを聞いた後、つまり手順④の後に、そのトピックのニュースと議論の要約を英語で即興的に行うことにしました。
最初やり始めたうちはあまりうまくいかなかったのですが、すぐに慣れてきました。
そこで今度はCDをはじめて聞いた後、つまり手順①の後に要約をはじめました。
トピック1からこのやり方をするときつかったかもしれませんが、段階を踏んだことでスムーズに行うことができました。
1段階目
トピック15までは上記の手順通りに行う。
2段階目
トピック16から30までは、上記の手順④を行なった後、そのトピックの要約を即興的に英語で行なう。
3段階目
トピック31から50までは、上記の手順①を行なった後、そのトピックの要約を即興的に英語で行なう。
どこで次の段階に移行するかは、個々人によって違うでしょう。
自分が次の段階に行けると思ったら、挑戦してみるといいかと思います。
英語で要約なんて無理、と思わないようにする
無理と思うのは、はじめからかっこいい要約をしようと思うからかもしれません。
もちろんかっこいい要約ができるならやってください。
けれども最初のうちは、本文で男性が「私は~に賛成だ」と言っていたら、「男は~に賛成だと言っている」のように引用するだけで要約をしたということにしておきましょう。
こういうことが楽々できるようになってから、もう少し表現を変えてみようとか、もう少し論点を整理してみようとかするのがいいと思います。
『英語で意見を言ってみる』は英検2級から準2級くらいのレベルだと思います。
このレベルは暗記するのにちょうどいいレベルだと思います。
DUOを暗記できるなら絶対暗記できます。
議論をしたり自分の意見を言ったりする内容の本はたくさんあります。
上記の手順で、もしくは上記の手順を参考にされて勉強していただければ幸いです。